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2010年7月15日 (木)

水族館の水槽の大掃除を手伝ってきた

吾輩は猫ではない、水族館好きである。

ある日、何の気なしに水族館のホームページを観ていると、サンシャイン国際水族館のホームページに、

『大型水槽の大掃除のお手伝いさん募集』の文字。

よく読んでみると、9月1日からリニューアル工事に伴い、2011年の夏まで約1年間の休館をするらしい。今回はリニューアル工事前の最後の大掃除ということで、一般の人にも体験してもらおうと募集したようだ。

そういえば、水族館の大きい水槽にはすごい数の魚が入っているけど、そんなところの掃除や水換えはどうやっているんだろう。一気に興味がわいてきて、こんな経験なかなかできるもんじゃないぞ、とすぐさま応募!

一般応募人数は5名という狭き門。ダメもとで応募したのだが・・・まさかの当選!!!「ニフティ宝くじ」で当たりが出るのとどちらの方が確率が高いだろうか。

電話で連絡がきて、当日は長靴、着替え、タオル持参で水族館の入口ゲートに集合とのことだ。

サンシャイン国際水族館のホームページに今回の大掃除のことを『大型水槽の落水清掃』と書いてあったので、字面から考えて、水を捨てて中に入って掃除するのだろうということだけは、なんとなく解ったぞ。

コケやらヌメリなどの日々の汚れをガシガシ擦りとってやるぜ!オレにまかせろ!意欲とイメージトレーニングは完璧だ。飼育員さんたちの足手まといにだけはなりたくない。

さあ、いよいよ当日。集合時間の16:30ちょっと前に入口ゲートに到着。この中にいるのか、自分のほかの“選ばれし者たち”は。まだ開館中だから人がたくさんいてわからないよ。

少しすると職員の方が現れて、自然とそこにみんな集合。集まってみると、小学校高学年の男の子と女の子、20代前半ぐらいの女性、と彼女よりももう少し年上の女性、そして僕という幅広い層の面々。

清掃参加メンバーは参加証を渡され、それを首からさげて入場料は払わずに中へ。なんだか水族館の関係者になった気分でうれしい。

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オラ、ワクワクすっぞ !!!!

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今回、清掃のお手伝いをさせていただくのは、フロアマップで説明すると回遊水槽の【亜熱帯の海】の方。

チャチャっと着替えて、今から清掃する水槽の前へ。すると、まだ開館中なので、この水槽ではこの日の最後の回の水中餌付けショーが始まり、清掃参加メンバーも来館客たちに混ざって観ることに。

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ザブーン!ダイバーのお姉さん登場!          そういえば今日は七夕だった。

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ウツボの七夕のお願いは「もっと大きくなりたい!」だそうだが・・・「もう十分大きいねぇ、飼育員のお姉さんがいつもごはんいっぱいくれたから、七夕までにお願い叶えてくれたんだね。よかったねぇ。」とのこと。

この日は7月7日だったので七夕水中餌付けショーもこれが最終日の最後の回だ。観れてよかった。

ショーが終わると、スタッフの方がこれからお手伝いさせていただく落水清掃についての説明をしてくれた。

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この日一日、僕らのお世話をしてくださった丸山さん。やさしいおじさん。実は、この水族館の「動物取扱責任者」という偉い人だ。

説明によると、どうやら、この水槽はドーナッツ状の回遊水槽になっており、中にいる大量の魚たちは別の場所に移すことが難しいので、ドーナッツ状の一部に2枚の防水シャッターを降ろして仕切り、半分にずつに分けて清掃をするようだ。

解りやすく解説すると・・・

  1. 2枚の防水シャッターで分けられた水槽の一方に魚たち全てを追い込み閉じ込める。
  2. もう一方の、魚が入っていない方の水槽の水を抜き、中に降りて清掃をする。
  3. きれいになったら、新しい水を張り、防水シャッターを1枚開けて、今度はきれいになった方に魚を追い込み閉じ込める。
  4. 2と同じように、魚が入っていない方の水槽の水を抜き、中に降りて清掃をする。
  5. 清掃が終わったら、こちらも新しい水を張り、仕切っていた2枚の防水シャッターを開く。
  6. 落水清掃完了。

というようにして行われる。かなり大がかりな作業だ。こんな説明を聞けただけでも参加した甲斐があったというもんだ。腕がなるぜ!

そして作業が始まった。まだ来館客が観ている中、ダイバースーツの飼育員の方々が水槽のなかに入ってきた。

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ちょっと見にくいが、上の写真で説明すると、まずAの防水シャッターが降ろされ、追い込み用の大きなネットを使って4人掛かりで魚たちを追い込んでいく。

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わかるだろうか?大きなネットを壁のようにしてAの防水シャッターのところから、Bの防水シャッター方面にジワジワと魚たちを追い込んでいく。

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ジワジワ・・・ざわ・・ざわ・・・

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ネットめがけて突進してくる魚たちの猛攻。         サメの会心の一撃もガッチリ、ガード。

魚たちをBの防水シャッターまで追い込み、防水シャッターを降ろす。

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「気を付けろ!!!シャッターを降ろすぞ!!」 「ハイッッ!!!」

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ズズズズ・・・ズウゥゥゥゥゥゥンッッ!!!!!・・・「ふぅ、無事、任務完了だ。浮上するぞ!!」 「ハイッッ!!!」

これで魚は「ラッコ側エリア」と書かれた方に閉じ込められた訳だ。

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「閉じ込められたッ!?」 「狭いよ恐いよー!!」 「バカ、落ち着け!!!」

実はこの「ラッコ側エリア」の方は僕たちが来る前に飼育員の方々がもう清掃を終わらせていたので、この時点で、上に書いた手順の3までは終わっているのだ。残るは広い方の「餌付けショー側エリア」ということになる。

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魚たちがいなくなった「餌付けショー側エリア」の水槽。シーン。

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あ、いたのね。

すぐに、これから清掃作業をする「餌付けショー側エリア」の水が抜かれていく。これだけの水が排出されるのには1時間ほどかかるので、その時間を利用して、水族館の裏側の見学ツアーに出発。

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案内してくださるのは引き続き、丸山さん。よろしくお願いします。

まずはサンシャイン国際水族館の目玉とも言えるマンボウの水槽を上から観せてもらった。

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この建物の上に入らせていただいた。

マンボウの水槽は特殊で他の水槽と違い、アクリルガラスの壁のさらに内側にビニール製のシートでカーテンのようにして水槽を一周囲んである。こうしないと、マンボウは壁にぶつかってケガをしてしまうそうだ。彼らはデリケートなのだ。

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ビニール製シートのカーテンで囲ってある。          真剣に話を聞く。

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水面をパシャパシャたたくと上がってくる。かわいいヤツだ。

次に向かったのは「治療室」。

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治療室と言っても、みんなケガをしている訳ではないよ。

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熱帯魚屋さんみたいだが、設備・機材が熱帯魚屋のそれとは一線を画す。

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水族館好きが集まってるので、もうみんな興奮。   薬が入った黄色い水で治療中のすごい顔の魚。

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こんなところでドクターフィッシュ初体験。          うひゃあ!くすぐったいよう!

病気などを治療中の個体はもちろんのこと、稚魚や繁殖活動中の魚、シーズンで登場する魚などがここで待機している。言わば、リザーバー控え室のような感じかな。

続いて、「濾過(ろか)ポンプ室」へ。

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奥には濾過機が並んでいる。

ここにある濾過機で水族館の水槽の水が濾過されているのだ。濾過層の中には砂・砂利・小石が層になって入っていて、その層の中にバクテリアが住んでいるので、上から汚れた水が入ってくると、砂や砂利で濾されながらバクテリアの力で汚れは分解されるという仕組みだ。この砂れきも汚れてくるので、定期的に洗浄される。

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濾過機の内部の模型。                     濾過機のアップ。初号機だな。

特にラッコは水を弾くための細かい毛や油が多いので、ラッコの水槽は濾過が大変だそうだ。

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移動中、階段にさっき追い込みで使ったネットが干してあった。

次に訪れたのは、水族館の現在の状況をコンピューターで管理している部屋。

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画面中央あたりに、ドーナッツ状の水槽が2つあるのがわかるだろうか。その下の方が、これから僕たちが清掃作業をする「6号水槽」だ。

ここでは、水族館の全ての水槽の水温や水質などの現在の状況をリアルタイムで見ることができる。水族館の本部というか核のような場所だ。何か異変が起きると警報が鳴り響くらしい。恐ろしい。

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清掃作業、閉館作業で出払っていて誰もいない。       何か喋ってるよ。

そして、「調餌(ちょうじ)室」へ。

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「調理」じゃなくて、エサだから「調餌」なんだね。

ここで飼育員さんたちは、それぞれ自分の担当の生き物たちへの餌を調理・・・いや調餌する。みなさんそれぞれ、My包丁を持っているらしいよ。料理人みたい。

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ちなみに、みなさんのMy包丁は写真の左下。

冷凍庫や冷蔵庫がたくさん並んでいて、その中でも一番大きいプレハブ型の冷凍庫は中に人が入れるほど大きい。庫内には、普段僕ら人間が食べているのと同じ、イカやアジ、魚の切り身などもあった・・・あー寒い!!!もう出よう!!-20℃はキツい。

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プレハブの巨大冷凍庫・・・さ、寒い!!!           隣にはダイバー装備室があった。かっこいい。

そうこうしている間に、清掃する水槽の水が抜けたという連絡が入る。見学ツアーをしている間に、これから自分が清掃するということなどすっかり忘れて夢中で楽しんでしまったということは丸山さんには内緒にしておこう。

調餌室でヘルメットと軍手、長靴を装着。俄然やる気が沸いてくる。

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参加メンバー用の安全装備。                    装着完了!!!

いざ、大型回遊水槽へ!

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さあ!行くぞ!

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これが展示フロアに上の部分だ。             水槽の上に渡たされた板の上を進む。

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「餌付けショー側エリア」水がほとんどなくなった。       ちなみにこっちは「ラッコ側エリア」。

ハシゴで一人ずつ、水がほとんど無くなった水槽の中へ降りていく。

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行ってくるぜ!

水が無い水槽はまるで別世界。それに水槽の中から外を観るなんて魚になった気分だ。

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左側が水槽の外(電気が消えていて真っ暗だが)、奥側に魚が見えるのはこの水槽に面している回遊水槽の【深い海】の方(7号水槽)。

追い込みの際にウツボなどの細い魚はどうしても網の隙間から出てしまうので、その残った魚をまずは捕獲する。この時、普通の網で捕まえると魚が傷ついてしまう恐れがあるので、ビニールの袋でできた専用の網で水ごと魚をすくい捕るのだ。

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先程から逃走中の犯人もここで、あえなく御用となった。    後ろにあるのがAの防水シャッター。

一匹残らず魚を捕獲したのを確認して、水を完全に抜き、いよいよ清掃作業が始められる。

普段、水族館に行って来館客として外から水槽を観ていても、水槽の底や岩はもともとこういう色なのだろうと思っていて気付かなかったが、こうして改めて見るとかなり汚れているのがわかる(今回はいつもとは観点が違うせいもあるが)。

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上から撮った清掃前の写真。底面の茶色いのが全部汚れ。

後で清掃後の写真と比べると違いがよく判るので、上の写真の汚れ具合を覚えておいていただきたい。この汚れのほとんどが植物プランクトン等の苔類である。やはり来館客に『観せる』水槽なので照明がかなり強いため、その光によって植物プランクトンが増殖してしまうのだそうだ。

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うん、ライトの光が強い。                   言われてみれば確かに汚れている。

デッキブラシで力強く擦っても、汚れはろくに落ちてはくれない。長きにわたって蓄積された汚れは簡単に落ちるもんじゃないな。頑固。

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ダメだ、ぜんぜん落ちない。イメージトレーニングは完璧だったのに・・・くそう。

それがわかったところで、汚れを落とす液剤が登場。なんだそういうものがあるのね。

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上からも、かけ残しがないようにまんべんなくかける。

この液剤は、「次亜塩素酸ソーダ」というものを水で希釈したものだ。「次亜塩素酸ソーダ」なんて難しそうな名前が出てきたが、実は自分たちの生活の中でも普通に使われている「漂白剤」のことである。「キッチンハイター」とかね。

さっそく、その「次亜塩素酸ソーダ」をジョウロで岩場や底面にまんべんなくかけ、またデッキブラシで擦ってみる。すると、みるみる汚れが落ちていく。気持ちがいい。

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ジョウロを使うのだ。                        みるみるキレイになっていく。

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実は岩は裏返すと空っぽで、軽々持てます。      排水口に落ちてたマダラトビエイの歯をもらった。

漂白作業が終わると、飼育員の方がまた何かをジョウロで撒き始めた。今度は、「ハイポ(主成分は「チオ硫酸ナトリウム」)」と呼ばれる塩素中和還元剤を水に溶かしたものだ。金魚などを飼ったことがある人は知っているかも知れないが、小さくて白い氷砂糖みたいな粒のやつが一般的。

これを撒くことによって、「次亜塩素酸ソーダ」の塩素で酸性になっているところを、「ハイポ」の主成分である「チオ硫酸ナトリウム」の還元力によって塩素を還元し中和して、中性にする訳だ。

岩の隙間や細かい部分、かけ残しがないように隅々までかけて中和させる。これがしっかりとできていないと、水を張り、魚を戻した時に魚たちが命を落としてしまうという危険性もあるのだ。落水清掃において、これが一番の気が抜けない責任重大な作業だ。

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こうやって岩の隙間にもしっかりとね。

無事「ハイポ」も撒き終わり、続いては、中和が終わった液剤を水で流す作業だ。

中和したとはいえ、そのままではやはり魚には悪影響なので、ホースを伸ばして細部までしっかりと水で洗い流す。

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上の方もしっかりと・・・うわっつ、自分にかかったぜ。

水で念入りに流し終わると、飼育員の方が何やら岩場からポタポタと落ちる水滴を試験管に採取している。

説明によると、何ヵ所かで水滴を採取して、それを検査薬を使って液剤が残っていないか調べる。その結果が魚に影響のない値であれば、清掃終了で水を張るのだが、もし液剤が残っていた場合、さらに念入りに水で洗い流し、また検査をする。とにかく液剤が完全になくなるまでこれを繰り返す訳だ。魚たちの命がかかっているので徹底している。

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何ヵ所かで採取した水滴。これをこれから検査薬を使って液剤が残っていないか調べる。最後まで気が抜けないのだ。

どうやら検査の結果、一回目の検査で液剤が残っていないことが判明したようだ。ほっ。

とういうことで、無事に落水清掃は終了。・・・疲れた。もうメンバーたちはみんなクタクタだ。

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この子たち2人は小学生。がんばったね、お疲れさん。

この落水清掃は本来、年に4回ほどやるそうだが、今回はリニューアル工事前の最後の大掃除となる。飼育員の方々、ご苦労様でした。

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最後はみんなで記念写真をパチリ。スタッフのみなさんもお疲れ様でした。

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清掃後の写真。キレイになっているのがわかるだろうか。

上の写真は清掃後に、清掃前と同じ場所から撮った写真なのだが、比べてみると清掃前はいかに汚れていたかがよく判る。

排水口のフタを閉じて、注水開始。

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ドドドドドッ!!!!新しい水が注がれていく。

また水を張るのに1時間ほどかかるらしいので、着替えて他の水槽でも観てこよう。

と思ったら、

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ドーン!まさかの展開!

お弁当まで用意していただいてた!至れり尽くせりとはこの事だ。あれ、塩素が目にしみたのかな、涙が出てやがる。

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バーン!とんかつ!                       少しずつ溜まっていく。のんびり待とう。

丸山さんや他のスタッフの方もいっしょに食事。水槽の前でお弁当なんて、最高の気分だね。

食事が終わってもまだ水が一杯にならないので、別の水槽を観にいった。

夜の水族館なんて初めてだよ。ゆらゆらと眠る魚たちもいれば、夜行性で活発に動いている魚もいる。

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たぶん眠ってる。                       ラッコは活発すぎてちゃんと撮れない。

戻ってみると、ちょうど注水作業も終わるところだった。

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おー溜まってる。どうですか?キレイになったでしょ?うっすら白く濁って見えるのは、水を注ぐ時に入ってしまう気泡だそうだ。次の日の朝にはもうクリアな透明になっているらしいよ。

さあ!新しい水も入ったし、あとは防水シャッターを開けるだけだ。

みんな、Bの防水シャッターのところに集まる。

無線で丸山さんに、防水シャッターを開ける準備が整った事が伝えられる。

子供たちは「どの子が一等賞か当てようよ!」「わたし、あの白いサメだと思うよ!」とテンションが上がる。

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魚たちもその空気を察したのか、今や遅しとシャッターの前で待ち構える。女の子が言ってた「白いサメ」は写真下の底にいる斑点模様のやつ。

10秒前からカウントダウンが始まった!

10 !!・・・・5、4、3、2、1っ !!!

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ズズズズズズズズ・・・・・!!!!!

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われ先にと魚たちが飛び出していく。

感動の瞬間、拍手が起こる。

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あれ?・・・・お、おーやっときたよ「白いサメ」。一等賞じゃなかったね、残念。

続いてAの防水シャッターも開けられ、魚たちも気持ちよさそうに回遊をはじめた。予定時間通り、時刻は21:00をまわったところだ。

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ズズズズズ・・・・・!!!!!

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みんな、キレイになった水槽で気持ちよさそうだ。

一方、「ラッコ側エリア」の水槽には、まだ岩の穴に入ったままのウツボたちがポツンと、とり残されていた・・・

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玉置さんが食べていたヤツです。「なーに見てんだよ!!!!」

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「ボスー、なんか向こうが騒がしいですぜ!」      「あーん?俺らには関係のねえこった、寝るぞ!!!

そして最後は、きれいになった水槽の前で、感謝状の授与式が行われた。

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丸山さん、最後までお世話いただき、ありがとうございました。

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キレイになった水槽の前で一枚。今日はとても貴重な体験ができて素晴らしい一日になりました。

今回はとても素晴らしい体験をできました。普段は来館客として外から水槽を観ていますが、違和感もなく、ただただ楽しく観ているばかりでした。ですが、「何も違和感なく観ることができる」ということは、飼育員の方々の日々の清掃や管理があって、はじめてそう見せることができるのではないかと思いました。丸山さんをはじめ、飼育員の方々みなさんの生き物たちへの愛情も感じました。そんな、みなさんと一緒にリニューアル工事前の最後の落水清掃に参加できた事を誇りに思います。

また、今回のように、一般の人間に体験させていただけるという企画はとても素晴らしいものだと思います。特に子供たちにはこういった体験をどんどんしてもらいたいものです。2011年の夏、リニューアル工事を終えた新しいサンシャイン国際水族館にまた訪れたいと思います。

お世話して頂いた丸山さんをはじめ、サンシャイン国際水族館のスタッフの方々、本当に貴重な体験をありがとうございました。

よろしくどーぞ。

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コメント

噂には聞いていたけど
当選おめでとう!
たくさん写真もあってわかりやすかったよ★

すごいねー  じんときました!


投稿: KIKU | 2010年7月15日 (木) 18時17分

おー、きくちゃん!ありがとう!
興奮して写真撮りまくっちゃったよ。
きくちゃんのブログもいつも楽しみにしてるからねー。

投稿: 風太 Re:KIKUちゃんへ | 2010年7月15日 (木) 23時30分

はじめまして!DPZから来まして拝見しました。
発見、感心、楽しまれている充実した様子が伝わってきました。現場の雰囲気(音とか光とか、薬剤の匂いとか)が想像できるようで、読んでいて楽しかったです。
サンシャインの水族館が1年休館されることも知らなかったのですけど、ぜひ、また行きたい気持ちになりました!

投稿: そらまめ | 2010年7月16日 (金) 16時53分

はじめまして。
ご覧いただきありがとうございます。
いやあ、デイリー道場で入選できるとはおもいませんでしたよ。
サンシャイン水族館は8月31日までは、やっていますので、ぜひ休館前に僕が清掃した水槽を見にいってみてはいかがでしょうか。僕も、もう一度行くつもりです。

投稿: 風太 Re:そらまめさんへ | 2010年7月16日 (金) 21時55分

はじめまして。デイリーポータルから飛んで来ました。

私も大の水族館好きなので見ていて大興奮でした!
しかも沢山写真が載っていたので見ていて勉強になりました 笑。ありがとうございます。

私ももっと早くHP見てればなあ・・・チャンスあったのかなあ。。

でも風太郎さんの掃除した水槽見に行ってきます。
あそこのマンボウやる気なくて好きなんですよね。

これからもちょくちょくブログ覗きにきます!

投稿: jenny | 2010年7月17日 (土) 00時40分

はじめまして、jennyさん。
ご覧いただきありがとうございます。
マンボウはのんびりしてて癒されますよね。サンシャイン水族館には僕も、もう一度行きたいと思ってます。
ちなみに「風太郎」じゃなくて「風太」ですよ。
では、またのおこしをお待ちしてます。

投稿: 風太 Re:jennyさんへ | 2010年7月17日 (土) 18時08分

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