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2010年7月

2010年7月16日 (金)

やりました!

やりましたよ!

何をやったかというと・・・

デイリーポータルZ」という僕にとって、おもしろ記事のバイブル的サイト(師匠である玉置さんもここでライターをしている)の、「デイリー道場」というおもしろ記事投稿コーナーがあるのだが、そこに前回書いた記事『水族館の水槽の大掃除を手伝ってきた』を投稿したのだ。

それがまさかのまさかの入選!!!!!ヒーハーッ!!!!!!!

実は最初から、投稿する気まんまんで、気合をいれて書いたのだ。でもまさか初投稿で入選できるとは思わなかったよ。もう、嬉しくて嬉しくて。あ今日は焼き肉行っちゃおう!

この「デイリー道場」、一回の入選で100万ポイントもらえるのだが、それを貯めて、それぞれポイントに応じて賞品と交換できるのだ。僕は500万ポイントと交換できる「トロフィー」が欲しいのです。今100万ポイントだから、あと4回入選しなきゃならないのか。500万ポイント目指してがんばるぞー!おもしろい記事書くぞー!

よろしければみなさん、「デイリー道場」で、僕の記事の入選の様子も観てやってください。

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イエスッ!!!!!!!!

という訳で、これからもよろしくお願いします。

デイリーポータルZの恵みに感謝。

よろしくどーぞ。

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2010年7月15日 (木)

水族館の水槽の大掃除を手伝ってきた

吾輩は猫ではない、水族館好きである。

ある日、何の気なしに水族館のホームページを観ていると、サンシャイン国際水族館のホームページに、

『大型水槽の大掃除のお手伝いさん募集』の文字。

よく読んでみると、9月1日からリニューアル工事に伴い、2011年の夏まで約1年間の休館をするらしい。今回はリニューアル工事前の最後の大掃除ということで、一般の人にも体験してもらおうと募集したようだ。

そういえば、水族館の大きい水槽にはすごい数の魚が入っているけど、そんなところの掃除や水換えはどうやっているんだろう。一気に興味がわいてきて、こんな経験なかなかできるもんじゃないぞ、とすぐさま応募!

一般応募人数は5名という狭き門。ダメもとで応募したのだが・・・まさかの当選!!!「ニフティ宝くじ」で当たりが出るのとどちらの方が確率が高いだろうか。

電話で連絡がきて、当日は長靴、着替え、タオル持参で水族館の入口ゲートに集合とのことだ。

サンシャイン国際水族館のホームページに今回の大掃除のことを『大型水槽の落水清掃』と書いてあったので、字面から考えて、水を捨てて中に入って掃除するのだろうということだけは、なんとなく解ったぞ。

コケやらヌメリなどの日々の汚れをガシガシ擦りとってやるぜ!オレにまかせろ!意欲とイメージトレーニングは完璧だ。飼育員さんたちの足手まといにだけはなりたくない。

さあ、いよいよ当日。集合時間の16:30ちょっと前に入口ゲートに到着。この中にいるのか、自分のほかの“選ばれし者たち”は。まだ開館中だから人がたくさんいてわからないよ。

少しすると職員の方が現れて、自然とそこにみんな集合。集まってみると、小学校高学年の男の子と女の子、20代前半ぐらいの女性、と彼女よりももう少し年上の女性、そして僕という幅広い層の面々。

清掃参加メンバーは参加証を渡され、それを首からさげて入場料は払わずに中へ。なんだか水族館の関係者になった気分でうれしい。

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オラ、ワクワクすっぞ !!!!

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今回、清掃のお手伝いをさせていただくのは、フロアマップで説明すると回遊水槽の【亜熱帯の海】の方。

チャチャっと着替えて、今から清掃する水槽の前へ。すると、まだ開館中なので、この水槽ではこの日の最後の回の水中餌付けショーが始まり、清掃参加メンバーも来館客たちに混ざって観ることに。

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ザブーン!ダイバーのお姉さん登場!          そういえば今日は七夕だった。

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ウツボの七夕のお願いは「もっと大きくなりたい!」だそうだが・・・「もう十分大きいねぇ、飼育員のお姉さんがいつもごはんいっぱいくれたから、七夕までにお願い叶えてくれたんだね。よかったねぇ。」とのこと。

この日は7月7日だったので七夕水中餌付けショーもこれが最終日の最後の回だ。観れてよかった。

ショーが終わると、スタッフの方がこれからお手伝いさせていただく落水清掃についての説明をしてくれた。

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この日一日、僕らのお世話をしてくださった丸山さん。やさしいおじさん。実は、この水族館の「動物取扱責任者」という偉い人だ。

説明によると、どうやら、この水槽はドーナッツ状の回遊水槽になっており、中にいる大量の魚たちは別の場所に移すことが難しいので、ドーナッツ状の一部に2枚の防水シャッターを降ろして仕切り、半分にずつに分けて清掃をするようだ。

解りやすく解説すると・・・

  1. 2枚の防水シャッターで分けられた水槽の一方に魚たち全てを追い込み閉じ込める。
  2. もう一方の、魚が入っていない方の水槽の水を抜き、中に降りて清掃をする。
  3. きれいになったら、新しい水を張り、防水シャッターを1枚開けて、今度はきれいになった方に魚を追い込み閉じ込める。
  4. 2と同じように、魚が入っていない方の水槽の水を抜き、中に降りて清掃をする。
  5. 清掃が終わったら、こちらも新しい水を張り、仕切っていた2枚の防水シャッターを開く。
  6. 落水清掃完了。

というようにして行われる。かなり大がかりな作業だ。こんな説明を聞けただけでも参加した甲斐があったというもんだ。腕がなるぜ!

そして作業が始まった。まだ来館客が観ている中、ダイバースーツの飼育員の方々が水槽のなかに入ってきた。

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ちょっと見にくいが、上の写真で説明すると、まずAの防水シャッターが降ろされ、追い込み用の大きなネットを使って4人掛かりで魚たちを追い込んでいく。

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わかるだろうか?大きなネットを壁のようにしてAの防水シャッターのところから、Bの防水シャッター方面にジワジワと魚たちを追い込んでいく。

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ジワジワ・・・ざわ・・ざわ・・・

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ネットめがけて突進してくる魚たちの猛攻。         サメの会心の一撃もガッチリ、ガード。

魚たちをBの防水シャッターまで追い込み、防水シャッターを降ろす。

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「気を付けろ!!!シャッターを降ろすぞ!!」 「ハイッッ!!!」

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ズズズズ・・・ズウゥゥゥゥゥゥンッッ!!!!!・・・「ふぅ、無事、任務完了だ。浮上するぞ!!」 「ハイッッ!!!」

これで魚は「ラッコ側エリア」と書かれた方に閉じ込められた訳だ。

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「閉じ込められたッ!?」 「狭いよ恐いよー!!」 「バカ、落ち着け!!!」

実はこの「ラッコ側エリア」の方は僕たちが来る前に飼育員の方々がもう清掃を終わらせていたので、この時点で、上に書いた手順の3までは終わっているのだ。残るは広い方の「餌付けショー側エリア」ということになる。

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魚たちがいなくなった「餌付けショー側エリア」の水槽。シーン。

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あ、いたのね。

すぐに、これから清掃作業をする「餌付けショー側エリア」の水が抜かれていく。これだけの水が排出されるのには1時間ほどかかるので、その時間を利用して、水族館の裏側の見学ツアーに出発。

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案内してくださるのは引き続き、丸山さん。よろしくお願いします。

まずはサンシャイン国際水族館の目玉とも言えるマンボウの水槽を上から観せてもらった。

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この建物の上に入らせていただいた。

マンボウの水槽は特殊で他の水槽と違い、アクリルガラスの壁のさらに内側にビニール製のシートでカーテンのようにして水槽を一周囲んである。こうしないと、マンボウは壁にぶつかってケガをしてしまうそうだ。彼らはデリケートなのだ。

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ビニール製シートのカーテンで囲ってある。          真剣に話を聞く。

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水面をパシャパシャたたくと上がってくる。かわいいヤツだ。

次に向かったのは「治療室」。

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治療室と言っても、みんなケガをしている訳ではないよ。

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熱帯魚屋さんみたいだが、設備・機材が熱帯魚屋のそれとは一線を画す。

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水族館好きが集まってるので、もうみんな興奮。   薬が入った黄色い水で治療中のすごい顔の魚。

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こんなところでドクターフィッシュ初体験。          うひゃあ!くすぐったいよう!

病気などを治療中の個体はもちろんのこと、稚魚や繁殖活動中の魚、シーズンで登場する魚などがここで待機している。言わば、リザーバー控え室のような感じかな。

続いて、「濾過(ろか)ポンプ室」へ。

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奥には濾過機が並んでいる。

ここにある濾過機で水族館の水槽の水が濾過されているのだ。濾過層の中には砂・砂利・小石が層になって入っていて、その層の中にバクテリアが住んでいるので、上から汚れた水が入ってくると、砂や砂利で濾されながらバクテリアの力で汚れは分解されるという仕組みだ。この砂れきも汚れてくるので、定期的に洗浄される。

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濾過機の内部の模型。                     濾過機のアップ。初号機だな。

特にラッコは水を弾くための細かい毛や油が多いので、ラッコの水槽は濾過が大変だそうだ。

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移動中、階段にさっき追い込みで使ったネットが干してあった。

次に訪れたのは、水族館の現在の状況をコンピューターで管理している部屋。

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画面中央あたりに、ドーナッツ状の水槽が2つあるのがわかるだろうか。その下の方が、これから僕たちが清掃作業をする「6号水槽」だ。

ここでは、水族館の全ての水槽の水温や水質などの現在の状況をリアルタイムで見ることができる。水族館の本部というか核のような場所だ。何か異変が起きると警報が鳴り響くらしい。恐ろしい。

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清掃作業、閉館作業で出払っていて誰もいない。       何か喋ってるよ。

そして、「調餌(ちょうじ)室」へ。

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「調理」じゃなくて、エサだから「調餌」なんだね。

ここで飼育員さんたちは、それぞれ自分の担当の生き物たちへの餌を調理・・・いや調餌する。みなさんそれぞれ、My包丁を持っているらしいよ。料理人みたい。

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ちなみに、みなさんのMy包丁は写真の左下。

冷凍庫や冷蔵庫がたくさん並んでいて、その中でも一番大きいプレハブ型の冷凍庫は中に人が入れるほど大きい。庫内には、普段僕ら人間が食べているのと同じ、イカやアジ、魚の切り身などもあった・・・あー寒い!!!もう出よう!!-20℃はキツい。

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プレハブの巨大冷凍庫・・・さ、寒い!!!           隣にはダイバー装備室があった。かっこいい。

そうこうしている間に、清掃する水槽の水が抜けたという連絡が入る。見学ツアーをしている間に、これから自分が清掃するということなどすっかり忘れて夢中で楽しんでしまったということは丸山さんには内緒にしておこう。

調餌室でヘルメットと軍手、長靴を装着。俄然やる気が沸いてくる。

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参加メンバー用の安全装備。                    装着完了!!!

いざ、大型回遊水槽へ!

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さあ!行くぞ!

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これが展示フロアに上の部分だ。             水槽の上に渡たされた板の上を進む。

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「餌付けショー側エリア」水がほとんどなくなった。       ちなみにこっちは「ラッコ側エリア」。

ハシゴで一人ずつ、水がほとんど無くなった水槽の中へ降りていく。

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行ってくるぜ!

水が無い水槽はまるで別世界。それに水槽の中から外を観るなんて魚になった気分だ。

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左側が水槽の外(電気が消えていて真っ暗だが)、奥側に魚が見えるのはこの水槽に面している回遊水槽の【深い海】の方(7号水槽)。

追い込みの際にウツボなどの細い魚はどうしても網の隙間から出てしまうので、その残った魚をまずは捕獲する。この時、普通の網で捕まえると魚が傷ついてしまう恐れがあるので、ビニールの袋でできた専用の網で水ごと魚をすくい捕るのだ。

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先程から逃走中の犯人もここで、あえなく御用となった。    後ろにあるのがAの防水シャッター。

一匹残らず魚を捕獲したのを確認して、水を完全に抜き、いよいよ清掃作業が始められる。

普段、水族館に行って来館客として外から水槽を観ていても、水槽の底や岩はもともとこういう色なのだろうと思っていて気付かなかったが、こうして改めて見るとかなり汚れているのがわかる(今回はいつもとは観点が違うせいもあるが)。

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上から撮った清掃前の写真。底面の茶色いのが全部汚れ。

後で清掃後の写真と比べると違いがよく判るので、上の写真の汚れ具合を覚えておいていただきたい。この汚れのほとんどが植物プランクトン等の苔類である。やはり来館客に『観せる』水槽なので照明がかなり強いため、その光によって植物プランクトンが増殖してしまうのだそうだ。

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うん、ライトの光が強い。                   言われてみれば確かに汚れている。

デッキブラシで力強く擦っても、汚れはろくに落ちてはくれない。長きにわたって蓄積された汚れは簡単に落ちるもんじゃないな。頑固。

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ダメだ、ぜんぜん落ちない。イメージトレーニングは完璧だったのに・・・くそう。

それがわかったところで、汚れを落とす液剤が登場。なんだそういうものがあるのね。

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上からも、かけ残しがないようにまんべんなくかける。

この液剤は、「次亜塩素酸ソーダ」というものを水で希釈したものだ。「次亜塩素酸ソーダ」なんて難しそうな名前が出てきたが、実は自分たちの生活の中でも普通に使われている「漂白剤」のことである。「キッチンハイター」とかね。

さっそく、その「次亜塩素酸ソーダ」をジョウロで岩場や底面にまんべんなくかけ、またデッキブラシで擦ってみる。すると、みるみる汚れが落ちていく。気持ちがいい。

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ジョウロを使うのだ。                        みるみるキレイになっていく。

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実は岩は裏返すと空っぽで、軽々持てます。      排水口に落ちてたマダラトビエイの歯をもらった。

漂白作業が終わると、飼育員の方がまた何かをジョウロで撒き始めた。今度は、「ハイポ(主成分は「チオ硫酸ナトリウム」)」と呼ばれる塩素中和還元剤を水に溶かしたものだ。金魚などを飼ったことがある人は知っているかも知れないが、小さくて白い氷砂糖みたいな粒のやつが一般的。

これを撒くことによって、「次亜塩素酸ソーダ」の塩素で酸性になっているところを、「ハイポ」の主成分である「チオ硫酸ナトリウム」の還元力によって塩素を還元し中和して、中性にする訳だ。

岩の隙間や細かい部分、かけ残しがないように隅々までかけて中和させる。これがしっかりとできていないと、水を張り、魚を戻した時に魚たちが命を落としてしまうという危険性もあるのだ。落水清掃において、これが一番の気が抜けない責任重大な作業だ。

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こうやって岩の隙間にもしっかりとね。

無事「ハイポ」も撒き終わり、続いては、中和が終わった液剤を水で流す作業だ。

中和したとはいえ、そのままではやはり魚には悪影響なので、ホースを伸ばして細部までしっかりと水で洗い流す。

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上の方もしっかりと・・・うわっつ、自分にかかったぜ。

水で念入りに流し終わると、飼育員の方が何やら岩場からポタポタと落ちる水滴を試験管に採取している。

説明によると、何ヵ所かで水滴を採取して、それを検査薬を使って液剤が残っていないか調べる。その結果が魚に影響のない値であれば、清掃終了で水を張るのだが、もし液剤が残っていた場合、さらに念入りに水で洗い流し、また検査をする。とにかく液剤が完全になくなるまでこれを繰り返す訳だ。魚たちの命がかかっているので徹底している。

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何ヵ所かで採取した水滴。これをこれから検査薬を使って液剤が残っていないか調べる。最後まで気が抜けないのだ。

どうやら検査の結果、一回目の検査で液剤が残っていないことが判明したようだ。ほっ。

とういうことで、無事に落水清掃は終了。・・・疲れた。もうメンバーたちはみんなクタクタだ。

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この子たち2人は小学生。がんばったね、お疲れさん。

この落水清掃は本来、年に4回ほどやるそうだが、今回はリニューアル工事前の最後の大掃除となる。飼育員の方々、ご苦労様でした。

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最後はみんなで記念写真をパチリ。スタッフのみなさんもお疲れ様でした。

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清掃後の写真。キレイになっているのがわかるだろうか。

上の写真は清掃後に、清掃前と同じ場所から撮った写真なのだが、比べてみると清掃前はいかに汚れていたかがよく判る。

排水口のフタを閉じて、注水開始。

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ドドドドドッ!!!!新しい水が注がれていく。

また水を張るのに1時間ほどかかるらしいので、着替えて他の水槽でも観てこよう。

と思ったら、

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ドーン!まさかの展開!

お弁当まで用意していただいてた!至れり尽くせりとはこの事だ。あれ、塩素が目にしみたのかな、涙が出てやがる。

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バーン!とんかつ!                       少しずつ溜まっていく。のんびり待とう。

丸山さんや他のスタッフの方もいっしょに食事。水槽の前でお弁当なんて、最高の気分だね。

食事が終わってもまだ水が一杯にならないので、別の水槽を観にいった。

夜の水族館なんて初めてだよ。ゆらゆらと眠る魚たちもいれば、夜行性で活発に動いている魚もいる。

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たぶん眠ってる。                       ラッコは活発すぎてちゃんと撮れない。

戻ってみると、ちょうど注水作業も終わるところだった。

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おー溜まってる。どうですか?キレイになったでしょ?うっすら白く濁って見えるのは、水を注ぐ時に入ってしまう気泡だそうだ。次の日の朝にはもうクリアな透明になっているらしいよ。

さあ!新しい水も入ったし、あとは防水シャッターを開けるだけだ。

みんな、Bの防水シャッターのところに集まる。

無線で丸山さんに、防水シャッターを開ける準備が整った事が伝えられる。

子供たちは「どの子が一等賞か当てようよ!」「わたし、あの白いサメだと思うよ!」とテンションが上がる。

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魚たちもその空気を察したのか、今や遅しとシャッターの前で待ち構える。女の子が言ってた「白いサメ」は写真下の底にいる斑点模様のやつ。

10秒前からカウントダウンが始まった!

10 !!・・・・5、4、3、2、1っ !!!

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ズズズズズズズズ・・・・・!!!!!

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われ先にと魚たちが飛び出していく。

感動の瞬間、拍手が起こる。

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あれ?・・・・お、おーやっときたよ「白いサメ」。一等賞じゃなかったね、残念。

続いてAの防水シャッターも開けられ、魚たちも気持ちよさそうに回遊をはじめた。予定時間通り、時刻は21:00をまわったところだ。

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ズズズズズ・・・・・!!!!!

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みんな、キレイになった水槽で気持ちよさそうだ。

一方、「ラッコ側エリア」の水槽には、まだ岩の穴に入ったままのウツボたちがポツンと、とり残されていた・・・

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玉置さんが食べていたヤツです。「なーに見てんだよ!!!!」

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「ボスー、なんか向こうが騒がしいですぜ!」      「あーん?俺らには関係のねえこった、寝るぞ!!!

そして最後は、きれいになった水槽の前で、感謝状の授与式が行われた。

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丸山さん、最後までお世話いただき、ありがとうございました。

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キレイになった水槽の前で一枚。今日はとても貴重な体験ができて素晴らしい一日になりました。

今回はとても素晴らしい体験をできました。普段は来館客として外から水槽を観ていますが、違和感もなく、ただただ楽しく観ているばかりでした。ですが、「何も違和感なく観ることができる」ということは、飼育員の方々の日々の清掃や管理があって、はじめてそう見せることができるのではないかと思いました。丸山さんをはじめ、飼育員の方々みなさんの生き物たちへの愛情も感じました。そんな、みなさんと一緒にリニューアル工事前の最後の落水清掃に参加できた事を誇りに思います。

また、今回のように、一般の人間に体験させていただけるという企画はとても素晴らしいものだと思います。特に子供たちにはこういった体験をどんどんしてもらいたいものです。2011年の夏、リニューアル工事を終えた新しいサンシャイン国際水族館にまた訪れたいと思います。

お世話して頂いた丸山さんをはじめ、サンシャイン国際水族館のスタッフの方々、本当に貴重な体験をありがとうございました。

よろしくどーぞ。

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2010年7月 2日 (金)

三浦半島金田湾「浜千鳥」で第三回ボート釣り

いやー世間は今、ワールドカップで大盛り上がりですね。

そんな中、僕はというと・・・はい、またボート釣りのレポートでーす・・・「いいんです !!!!

ほらジョン・カビラも、こう言ってますし。

じゃいきますか、はいキックオフ。

今回でボート釣りも3回目、やはりまた平凡な「可もなく不可もなく」的な釣果となるのか、はたまた、ついに夢のマゴチを手にすることができるのか。

『二度あることは三度ある』と言うしなあ・・・いや!『三度目の正直』という言葉もあるぞ!うん、それでいこう!

過去2回のボート釣りで、2回ともマゴチからのアタリすら無いという惨敗を喫しているので、あれから今日の日まで、ポイントやマゴチ攻略法を調べまわって、イメージトレーニングを積んできたのだ・・・ついに見つけたぞ。マゴチ攻略の秘密!

なんと「浜千鳥」のホームページの片隅にひっそりと書いてあったのだ!!!灯台もと暗しとはこの事だ。

『沖にあるイケス群の中でも、正面の真沖よりも、やや左の野球で言うところの左中間から、南風の微風に乗せてアンカー(ボートが流れないように海底に沈める小さいイカリの事)を降ろさずにレフト方向のボッケ根(金田湾にある大きな岩場)まで流して、ボッケ根あたりまでいったら、また元の位置に漕いで戻って、またボッケ根まで流す。この繰り返しだ。』と書いてあった。そして自分は昔、少年野球でライトを守っていたということはどうでもいい。

話が反れたが、その釣法こそがボート釣りの奥義『流し釣り』だ!その技の存在は知っていたが、沖に流されていきそうで恐くてやった事はなかったのよ。これはやってみるしかねえな!!!

ということで、いつもお世話になっている金田湾の「浜千鳥」さんでまたボートを借りることにした。まあ、「いつもお世話になっている」とか常連気取りなことを言っているが、過去に2回利用した事があるだけのぺーぺーだ。

7:00過ぎに「浜千鳥」に到着すると、おかみさんが「あーお兄ちゃん、いらっしゃい。また来てくれたの。」と、最近短いスパンで何度も来ているので覚えていてくれた。うれしい。

貸ボート代、エサのジャリメ代をチャチャっと支払い、貸出し無料のライフジャケット、タモ網、バケツをパパっと手に取る。慣れたもんだ。と、調子に乗っていたら「そのバケツ穴あいてるから漏っちゃうよ」とおかみさんにツッコまれたことは恥ずかしいので自分の胸の中だけにしまっておこう。

(ツッコまれて動揺していたが、何食わぬ顔で)おやじさんにマゴチのポイントを尋ねると、『ボート乗り場の正面の真沖よりも、左の定置網の沖にあるイケス周りだな』だそうだ。自らマゴチ釣りの達人であるおやじさんが言うのだから間違いない。ポイントは予習通りだぜ!!!

そういえば、前回ここへ来たとき、帰りに車で駅まで送ってもらった車内で、おやじさんが『アンカー降ろさず、流しながらマゴチのエサが海底スレスレのとこを這うようにしないとダメだな』と言っていたことも思い出した。家で勉強してきた事の答え合わせができた気がしてうれしかった。

なるほど。いままで、こうしてマゴチが釣れる場所やコツなんかを訊いたことがなかったな。なんで初めから訊いてみなかったんだろう。よし今日はなんかいけそうな気がするぞ。

いつものようにスニーカーで(すいません)勢いよくボートに乗り込み出航。

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日本の夜明けは近いぜよっっ!!!

浅場でマゴチのエサ用のピンギスやメゴチをパパっと数尾釣り上げて、沖のイケス群に一直線。目指すは左中間だ!

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浅場ではこんなヤツも釣れる。ハオコゼ。小さいけど背ビレの棘に猛毒があるので気を付けよう。

左中間にあるイケスに到着。いつもならすぐにアンカーを降ろして、その場で動かずに釣りをしているのだが、今日は違うのだよ!南東からの微風に乗せて流し釣りを開始。狙うはマゴチのみ!!!!・・・すいません、いつものようにキスも釣らせてください。

マゴチ用の竿は置き竿にして、ノーアンカーで流しながら手持ちの竿でシロギスを狙う。常にジワジワと流されているので、置き竿の仕掛けがイケスを海底に係留してあるロープに引っ掛かってテンパったということは誰にも見られていないので自分しか知らない。

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イワシのイケス(前使った画像と同じですみません)。トンビが中のイワシを狙っているね。遠いか。

イケスの近くにいって中を覗いて見ると、水族館のイワシの水槽と同じのように大群になってグルグル廻っていたよ。これを見ているだけで楽しい。

この付近のイケス群はほとんどがイワシのイケスで、このイケスは底が円錐形になっていて小さな穴が空けてあり、弱ったり死んだりしたイワシがそこから海底に落ちる仕組みになっているので、それを求めてイケスの周りにはマゴチやヒラメが集まるという訳だ。・・・と本に書いてありました。はい。

とか勉強の成果を見せている間に、

『ガクンガクンッ!!!!!』

ジワジワ流されて、左の定置網を超えた辺りで、マゴチの置き竿に大きなアタリがきた!!!

その後しばらく待ってみても動きは無し。仕掛けを上げてみると・・・針につけたピンギスが半分になってるぅー!!!!間違いなくマゴチかヒラメかなんかの大物だ。咬みちぎられてるよ。もうアタリがきただけで感激。アタリ、ゲットだぜ!自己記録更新。

なんてテンションが上がったところでボッケ根近くまで流されてきてしまったので、元の位置まで漕いで戻ることにした。勉強してきたことや、アドバイスなどがやっぱり正しかったのだと証明されたようで、うれしくてボートがスイスイ進むよ。

途中で3cmぐらいの何かの稚魚を捕まえた。何の稚魚か判らないので師匠に訊いてみよう。「玉置さん、これ何の稚魚ですか?」

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蝶々みたいで綺麗。「玉置さん、これ何の稚魚ですか?」

左中間まで戻ってきたぞ。さあ釣り再開。今度はマゴチの仕掛けに小さめのメゴチをつけて投入。流し釣りにも慣れてきたので、少し漕ぎながら調節してイケスのスレスレのところを通っていこう。

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今度は頼むぜ受太郎!(また同じ写真ー!)

12:30をまわった頃、キスも晩ごはん分は確保できたことだし、あとはマゴチが掛ってくれれば言う事なしだね。なんて言ってると・・・なんかギリギリと音がする。

後ろを振り返ってみると、

マゴチの置き竿が見たこともないぐらいに曲がり、竿先が海面に突っ込んでいる!

もの凄い力で引っ張られて、リールからラインが「ギリギリギリッ」と強引に出ていく。

竿ごと持っていかれる前に慌てて手に取り、ラインが切られないように慎重に巻いていく。

格闘の末、ようやく水面にまで上がってきたそいつをタモ網に入れてボートの中に取り込んだ。

それは夢にまで見た巨大なマゴチだった。

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まさにモンスター。

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デカ過ぎて、ちょっと恐いぐらい。顔が引きつってるね。

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信じられない・・・まさかの65cm。

イケスのスレスレのところに仕掛けを通していたのが良かったのか、左中間にあるイケスのすぐ近くで釣れてきた。

驚きと興奮で手が震えたが、なんとかマゴチを締め、血抜きをすることができた。

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ぐったり。興奮していたが写真がちゃんと撮れていてよかった。

仕掛けやらラインがぐちゃぐちゃに絡まってしまったんだけど、もう放心状態というか、喜びと感動と興奮でなんか力が抜けてしまって、なかなかほどけない。諦めて、しばらくボーっとしていたら、気付くとかなり北まで流されていた。

慌ててアンカーを降ろして周りを見ると、マゴチに夢中で気付かなかったが、南東からの微風だった風が南西の岸からの逆風に変わり、かなり強くなっていて、海面が波立っている。ボッケ根よりも北まで流されているじゃないか!このままだと岸に戻れなくなりそうだ。

急いで釣り道具を片付けて、出航した浜に向かって漕ぎだすが、浜からの逆風で漕いでも漕いでも少しずつしか進めない。気付いたのが遅すぎたな。注意書きの紙に書いてあった「危ない風」ってこのことか。まさに天国から地獄だ、くそう。

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受付を済ますと渡される注意書きの書かれた紙・・・グシャグシャになっちゃった。

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恐るべし「危ない風」。

焦ったが、漕ぐのを止めるとあっという間に流されるので、とにかく漕いで漕いで漕ぎ続けた。1時間ぐらい漕いで、やっとさっきの定置網のあたりまできた時、天の助けが現れた。

「おーい、もう帰るなら曳(ひ)いてくよー」と、風が変わったので心配した「浜千鳥」のおやじさんがエンジン船で釣り客たちを迎えに来たのだ。

助かった。一時は本当にヤバいと思った。肩がパンパンだぜ。

ボート店に戻って、おかみさんにマゴチを見せると、とても喜んでくれて写真も撮ってくれた。「このお兄ちゃん、ボート3回目でこんなの釣っちゃったよ!」とか「とんだ新入生が出てきたねえ!」とか他の釣り客に、僕の代わりに自慢してくれた。自分の事のように喜んでくれてとてもうれしかった。僕にとって三浦半島の母です。いつもありがとうございます。

(この時撮ってもらった写真と、「三浦半島「浜千鳥」で初めてのボート釣り」の時に撮ってもらった写真も「浜千鳥」さんのホームページの釣果に載っています。6月初旬の事なので、結構遡らないと見れませんが、よろしければどうぞ。)

釣れた直後は混乱していたし、ボートが流されて大変だったので考えられなかったが、帰りの電車でようやくマゴチを釣ったんだという実感がわいてきた。なんか夢が叶った嬉しさと、もう達成してしまったという虚しさで空っぽになってしまった・・・のは一瞬で、ギュウギュウに詰まった重たいクーラーを持ってたら、この魚たちどうやって食べよう・・・・食べきれないかも・・・ってことの方が心配になってきたよ。

とにかく、ビギナーズラックでたまたま釣れただけなのに、「もう達成してしまったという虚しさで空っぽになった」とか生意気なこと言ってないで、ボート釣りの修行、まだまだ精進します。よし、次はヒラメでも目標にするか。

それにしても、今日は、念願のマゴチを釣り上げることができて、記念すべき日になったのと同時に、海の天候の変わりやすさ、海の恐さを身をもって体験した日になりました。みなさんもボート釣りをする時は常に天候の変化に気を配り、その予兆を感じたらすぐに岸に戻るようにしましょう。

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本日の釣果

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ドーン!!!なんかオオサンショウウオみたい。

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マゴチは刺身にしたよ。

次の日は、また刺身と、ちょっともったいないけどムニエルっぽくして食べました。シロギスはいつもの唐揚げ。また写真撮り忘れた。

海の恵みに感謝。

それにしても、料理の盛り付け(写真)が美しくないね。料理の腕も磨かないとな。師匠である玉置さんは料理もうまいんだよ。修行せねば!まずはよく切れる包丁を買おう。

今日はいつも以上に長くなってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。

では次回をお楽しみに。

よろしくどーぞ。

 

P.S.

玉置さん、本当にあの稚魚何なのか教えてください。そして、今度一緒に金田湾にマゴチを釣りに行きましょう。

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